今回は、こんな就活生のお悩みを解決します。
この記事でわかること
・『挫折経験がない』時の3つの対処法
・挫折経験を話す前に使えるチェック表
今回は、就活の面接で『挫折経験がない』時の3つの対処法をご紹介していきます。
なお、先に結論をどうぞ。
- 自分自身で掲げた目標
- 周囲から評価された目標
- みんなで掲げた目標と自分
上記の通り。
とはいえ、対処法だけを知っても、あまり意味なしですよ。理由は、「どうして挫折経験が就活で聞かれるのか」を理解していないからですね。
なので、本記事では『挫折経験がない』時の3つの対処法を解説しつつ、「どうして挫折経験が就活で聞かれるのか」といったところもセットでご紹介していきますね。
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前提:就活の面接で「挫折経験」を聞かれる理由
壁にぶつかりつつ、それを克服しようor乗り越えようと努力した『あなたらしいエピソード』を面接官の方は聞きたいからですね。
※具体的にお話しするなら、「PDCAサイクルを回せるか」の確認のため。
挫折経験のエピソード=PDCAが重要です
まずは、「PDCAサイクルって?」という就活生の方向けに、解説をどうぞ。
- P:どんな目標や計画を立てたか
- D:どんなことをしたのか
- C:評価←ここが挫折経験
- A:改善に向けて取り組んだこと
こちらの通りですね。
ちょっとイメージしにくいかもなので、具体例をどうぞ。
選考ありのサマーインターンシップに10社参加する。
サマーインターンシップの選考に20社エントリーした。
エントリーシートやWebテストは通過したが、面接で15社落ちた。
→自己分析ができていないことが原因だ…
自己分析に関する本を3冊読んだ。そして、読んだ後は「自分の強みや弱み」「将来的にやりたいこと」などを明確にした。
ザッとこういった感じですね。
なお、最初から完璧に作れるようになる必要はなしですよ。まずは、自分なりに作ってみつつ、実際にPDCAサイクルを回していけば、自然とブラッシュアップされていくはず。
PDCAサイクル以外で、挫折経験で確認されること
「あなたらしさ」と「社風に合うか」の2点が確認されますね。
なので、あなたらしさが光ったり、受ける企業の社風に沿ったりするような、挫折経験をピックアップすべしです。
前提条件もわりと重要です
例えば、あなたが部活での挫折経験を話す場合、「私の所属大学は例年インカレには後一歩というところで出場できておらず、私はその部長で〜」なのか「これまで何度も優勝してきた名門チームに所属しており、私はその2軍の補欠選手で〜」といったように、前提条件によって、あなたらしさや社風に合うかは変わってきますからね。
そのため、先ほどご紹介したPDCAサイクルにプラスして、『前提条件』もセットで話せるといいかもです。
質問:挫折経験は、トラウマも話さないといけない?
結論、本当に話したくないような挫折経験を話す必要はなしですよ。
というのも、繰り返しですが、面接官の方が聞きたいのは、下記のお話しです。
こちらの通り。
なので、あなた自身が「トラウマを連想して、ツラくなってしまう…」という挫折経験を無理に話す必要なしですからね。
就活の面接で『挫折経験がない』時の3つの対処法
対処法としては、以下の3つ。
- 自分自身で掲げた目標
- 周囲から評価された目標
- みんなで掲げた目標と自分
では、順に説明していきますね。
①:自分自身で掲げた目標
まずは、あなた自身が掲げた目標から見ていきましょう。
具体例を出すなら、下記の通り。
- 資格取得など
- 学習面(専攻に関する研究課題など)
- 個人競技の部活・サークル・同好会
こちらの通りですね。
とはいえ、自分自身で掲げた目標をチェックする時に1つ注意点がありまして、それは「期限や期日の設定やこだわりについて語ること」です。
というのも、しっかりと期限や期日を設定していないと、「達成できなくてもOKなのでは?」というイメージを持たれる可能性が高いからですね。
資格取得の挫折経験に関する注意点
もし、就職してから担当する可能性が高い業務の「資格取得」ができている場合、必ず「なんのために・どうして資格を取得したのか?」を話せるようにしておきましょう。
たとえ、そういった場合でも「入社後に良いスタートダッシュを切りたくて…」や「御社の社員紹介でその資格を持っている方が活躍されているのを拝見し…」と伝えるべしです。
上記を伝えられると、しっかりとアピールができるのでおすすめです。
さらにアピールをしたい方へ
その業界にとても詳しいのであれば、「私が28歳になるタイミングで、この業界にはこういう法律が適用されルールが変わると聞いています。それまでにメンバーをリードできるような立場になりたく」といった中長期的なビジョンと組み合わせることができれば、さらにアピールできるはず。
②:周囲から評価された目標
こちらは、意外と就活生が見ていない視点です。
- 周囲からとても評価された実績
- 「へぇ!」と言われるような実績など
とはいえ、、、ちょっとイメージしにくいかもですね。なので、具体例もセットでどうぞ。
幼少期から続けていた楽器演奏という特技があるとします。職業にすることや、音楽大学に進学するのは難しいという諦めから、大学の部活やサークルに入ることでは継続しなかったものの、ボランテイア活動で活かしていくことができると気づきを得て、イベントで活躍した。その後ひっぱりだこになった…といった経験。
とてもオリジナリティがありますよね。
こういった経験を持っていると、面接官の方から「自分の得意なことや強みに気がつくことができ、それを活かすことの価値を認識できている」という評価を得られますよ。
周囲から評価された経験がない就活生へ
結論、『他己分析』をしてもらいましょう。
なぜなら、上記のような「周囲からとても評価された実績」というのは、自分自身で見つけることが難しいからですね。
なので、他人から分析をしてもらう『他己分析』をやりつつ、挫折経験を見つけるのもありですよ。なお、他己分析のやり方については、以下の記事を参考にどうぞ。
>>【完全版】他己分析のやり方を5ステップで解説【実例ありです】
③:みんなで掲げた目標と自分
最後は、多くの就活生が「1番」に考える挫折経験です。
- アルバイト
- 長期インターン
- 学生団体・サークル
- 複数人での研究・実験など
体感としては、9割くらいの就活生は、このタイプの挫折経験を話していますね。
このタイプの挫折経験を話す時のコツ
「みんなで掲げたミッションは何だったか」や「自分の役割がなんだったか」を明確にしましょう。また、本記事の冒頭の「就活の面接で挫折経験を聞かれる理由」でもお話ししましたが、このタイプの挫折経験を話す時は『PDCAサイクル』について話す必要ありです。
なお、「チームの実績はこうで、チームの雰囲気はこうなっていました。自分の実績はこうで、自分のモチベーションはこうなっていました。」とひとつずつ区切って話すとイメージされやすくなりますよ。
注意点:入社後をイメージさせよう
部活やサークルは、ビジネスシーンとはシチュエーションが違ってくるので、「どのように入社後に活かしたいか」をイメージさせましょう。
例えば、チームスポーツの挫折経験を話したいという人は、下記を参考にどうぞ。
- どれくらいの量の努力をしたのか
- そして、どんな実績を残したのか
- 周りの人に、どんな風にフィードバックを求めたか
こういった感じで伝えることができれば、「困った時には報告や相談ができ、それを実際に反映できる素直さや愚直さがある就活生だ」というイメージを与えることが可能。
就活の面接で挫折経験を話す前に使えるチェックリスト
最後に、おまけみたいな感じです。
挫折経験を話す前に、お使いくださいませ。
- 前提条件は明確か
- PDCAサイクルに沿っているか
- 「なぜこの業界なのか」「なぜ御社を受けるのか」に繋がっているか
上記の3点ですね。
挫折経験を面接前に、口に出してみるべし
テキストにおこしてみると、「よくできた」と思うかもですが、口に出しつつ、録音してみましょう。
というのも、目で読むテキストと違って、発音するとわかりづらい単語や言い回しがあるからですね。
こちらを徹底的に考えてみてください。
なお、接続詞は多すぎるとエピソードがぼやけます。どうしてもぼんやりしてしまいそうな時は、前提条件を伝える前に「結論」を伝えてもOKですよ。
できれば、時系列に則った組み立てのほうが良いですが、ふわふわしたまま聞き流されそうになるよりは「結論」を最初に持ってきてしまった方が効果的ですからね。
挫折経験は、内容よりも〇〇が重要です
結論、あなたの「表情」や「雰囲気」などです。
理由はシンプルでして、最終的な合否判定は挫折経験の「内容」だけではないからですね。むしろ、『あなたらしさ』が1番重要です。
そのため、あなたらしい表情や雰囲気で、ハキハキと回答できるようになるまで、何度も録音したり録画しながら磨いてみてくださいね。
まとめ:就活で挫折経験がない時は、3つの対処法を実践しよう
今回は、就活の面接で『挫折経験がない』時の3つの対処法を解説しました。
『挫折経験がない』時の対処法
- 自分自身で掲げた目標
- 周囲から評価された目標
- みんなで掲げた目標と自分
上記の通りですね。
とはいえ、1番重要なことは『あなたらしさ』です。あなたらしさが1番出るような挫折経験をチョイスしつつ、実際に声に出してみつつ、ブラッシュアップしていきましょう。