今回は、こんな就活生のお悩みを解決します。
この記事でわかること
・大手の総合職には3つのメリットがある【安定以外です】
・大企業にしがみつくと、大手から転職しやすいのは本当なのか
今回は「大手の総合職は安定じゃない?」というテーマで解説していきます。
なお、先に就活生が持っている『大企業のイメージ』をご紹介です。
就活生が持つ大企業のイメージ
・エリート&勝ち組
・一生、安定している
おそらく、、、この記事を読む「あなた」も1つは同じ考えを持っているはず。
上記の通り。
というわけで、本記事ではこのあたりを深掘りしつつ、詳しく解説をしていきます。
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大手の総合職は安定じゃない?←大企業にしがみつくのは危険
結論、安定じゃない可能性が高いですね。
そもそも大手の総合職とは?
「企業で色々な業務に取り組む職のこと」です。
そして、大きな特徴としては『ジョブローテーション』が挙げられますね。
ジョブローテーションとは
具体例を挙げるなら「営業職」→「企画職」→「マーケティング職」といった感じ。
※一般的に、多くの大企業では『営業職からスタート』することが多いですね。
大企業のジョブローテーションの本質
よく就活生の面接をしていると、下記のような学生が多いです。
こういった志望動機ですね。
かなり厳しいことを言うと、、、それは少し違うかもしれませんね。
少し違う理由
つまり、社員が「この仕事が好きだ、専門性を磨いていこう」と思っていても、その仕事をずっとできるというわけではなく、次のローテーションが始まりますからね。
そのため『仕事自体』という側面からも、大手は安定じゃないかなと思います。
余談:大手の総合職の歴史をザッと解説
ほんの少しだけ余談です。
日本には昔から「会社と従業員の強い関係性」という文化がありました。
例えば「新事業を始めるにあたり、前の事業を撤退する」という例で「日本の企業」と「欧米の企業」の違いをザックリと比べてみましょう。
日本と欧米の違い
- 日本:なんでも浅く広くできる人材を育てる
- 欧米:専門的な人材を育てるor新たに雇う
上記の通り。
こういった歴史から、今の時代でも『ジョブローテーション』という言い方に変わりましたが、つまりは「なんでもやってくれる人材を育てる」という文化があるわけですね。
大企業にしがみつくリスク:大手が安定じゃない理由
それは『終身雇用は崩れたけれど、専門性を持った人材になれない』ということ。
というのも、今までの大手企業では、下記のような「暗黙の了解」がありました。
具体例:暗黙の了解
- なんでも浅く広くできる人材を育てる
- 会社の状況に合わせつつ、異動する
- ある程度やれば、年功序列で出世する
- 社外で使えるような専門性を持てない
- 市場価値とか不要、終身雇用がある
こんな感じですかね。
そのため、大企業では「会社が一生面倒を見るよ」という暗黙の了解があったので、特別な専門性をつけなくても、安定だったというわけです。
なんせ国自体が「副業解禁」や「複業の推進」などを行なっていますからね。
つまり『自分のことは自分で面倒みようね』という国からのメッセージだとも言えますね。
大手の総合職には3つのメリットがある【安定以外です】
もちろん、大企業にはメリットがあります。
- 仕事の基本的な素養が身に付く
- 「好き嫌い」を持ち込まなくなる
- 大企業ならではの福利厚生がある
こちらの3つですね。
1つずつ詳しく解説をしていきます。
①:仕事の基本的な素養が身に付く
先ほどから「大手の総合職=なんでもやってくれる人材」とお話しました。
なので、大企業で働くことで『基本的な素養』が身に付きますね。
例:基本的な素養
・ロジカルシンキング
・会議のファシリテーション
・仕事における優先順位の付け方
・社内&外の人とのコミュニケーション
ザッと挙げるだけでも、こんな感じ。
見てもらうとわかるかもですが、どれも「どんな業界でどんな仕事」をする上でも必要です。
そのため「大手」→「ベンチャー」へと転職をしたとしても、役に立つ素養かなと思います。
②:「好き嫌い」を持ち込まなくなる
繰り返しですが、大手の総合職で求められていることは「なんでもできる人」です。
つまり、下記のようなことが起こります。
こちらの通り。
なので、大企業で働くことで仕事に対する「好き嫌い」がなくなることが特徴ですね。
※もちろん、ネガティブな表現をすれば「仕事にやりがいを持ちにくい」と言えるかもです。
③:大企業ならではの福利厚生がある
就活生が1番メリットに考えることかもですね。
というのも、大手の総合職には、次のような福利厚生があります。
※あくまで一例です。企業により異なります。
- 残業代
- 住宅補助
- 退職金制度
- 有給&特別休暇
- 充実した教育&研修制度
これらは大企業ならではの制度ですよね。
また「ワークライフバランス」といったような言葉がある通り、大手だからこそ仕事をやりつつ、しっかりと休暇できる体制が整っていることもメリットですね。
大企業にしがみつくと、大手から転職しやすいのは本当なのか
結論、人によりけりです。
前提のお話:大手から転職しやすいかの判断軸
大手から転職できるかどうかは「個人の実力」により変わります。
例:個人の実力
このあたりが大きいですね。
なので、大企業だろうがベンチャーだろうが『転職しやすい人もいるし、転職しにくい人もいる』というのが事実です。
大企業から同業種&同職種は転職しやすいです
とはいえ、傾向として「同業種&同職種への転職」は、大手にいれば有利に働くことが多い。
理由としては、転職先の企業側からすれば、
と判断されることが多いからですね。
そのため『新卒で迷ったら大企業へいけ』という理論は、同業種&同職種への転職において有利に働くと思います。
大手から異なる業界への転職は、できるだけ早めが良い
ここまで大手の総合職の特徴として、下記を挙げていました。
- 専門性が付きにくい
- 基礎的な素養が身に付く
しかし、転職先の企業側が求めているのは『専門性が高い人材』です。
もっと詳しく説明するなら「即戦力になりうる人材」ですね。
なので、大手から異なる業界への転職を考えるのであれば、できるだけ早く転職活動をした方が有利に働く可能性が高いですね。
まとめ:大手の総合職は安定じゃない←大企業にしがみつくのは危険
今回は「大手の総合職は安定じゃない?」というテーマで解説をしました。
本記事の結論
上記の通りです。
もちろん、大手だからこそのメリットもあります。
- 仕事の基本的な素養が身に付く
- 「好き嫌い」を持ち込まなくなる
- 大企業ならではの福利厚生がある
結局のところ、大切なことは『どんな社会人生活を送りたいか』です。
- 専門性をガッチリと付けたい
- 安定が1番で、やりたいことはない
- 大企業のネームバリューが欲しい
こういったように、就活生によって「目指す社会人像」が違うのは当然です。
なので、まずはあなた自身が『どんな社会人生活を送りたいか』を考えてみるのがベスト。
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