今回は、こんな就活生のお悩みを解決します。
この記事でわかること
・グループディスカッションで企業が就活生を見る3つのポイント
・グループディスカッションを得意になるために、今からできること
今回は、グループディスカッションについて完全解説です。
この記事を読むことで、グループディスカッションの通過率がグッと高まるはず。
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グループディスカッションとは?
「グループで与えられたテーマについて議論しつつ、結論を出す」という選考のことですね。
※これだけだと、わかりにくいのでもう少し深掘りしますね。
グループディスカッションの概要
ザッと、下記の通りです。
- 人数:就活生が3名〜6名
- 議論を行う時間:20分〜50分
- 面接官の数:1名〜2名ほど
こんな感じですね。
また「議論メインで行われるグループディスカッション」と「ゲーム形式やワークを多く取り入れたグループワーク」がありますが、選考で見られているポイントや進め方に大きな違いはありません。
グループディスカッションの流れ
一般的に、以下の流れで進められます。
- テーマや制限時間・ルールが伝えられる
- 就活生同士で、自己紹介をする
- 役割やタイムスケジュールを決める
- 議論をしつつ、意見をまとめていく
- 議論でまとめた結論を発表する
- 選考官からのフィードバックがある
だいたい、こちらの流れで進みますね。
「え?長そう…」と思うかもですが、実際にやってみると「あれ?もう終わりなの?」みたいな感じで、かなり時間が短いことを実感しますよ。
グループディスカッションでの役割
お次は、役割のご紹介です。
- 司会:議論を先頭で回す人
- アイデアマン:意見を出す人
- タイムキーパー:時間を測る人
- 書記:議論中の意見をメモする人
なお、役割のお話をすると以下の質問がきます。
結論、役割の中で上下はありませんよ。
大切なことは『あなたがその役割を果たせたのか?』ですからね。
なので「評価が高そうだから、司会をやる」ではなく、あなた自身の強みなどを自己分析しつつ、1番役割を果たせそうなポジションを担うのがベストですね。
ちなみに、自己分析については【簡単】自己分析のやり方と書き方を徹底解説【過去・現在・未来】という記事でまとめています。「自分の役割はなんだろう…?」と悩む方向けです。
グループディスカッションで、よくあるテーマ
イメージを持ってもらうために、具体例を挙げておきますね。
よくあるテーマの例
・社会人として活躍するために必要なものは?
・無人島にもっていくとしたら何をもっていきますか?
このように「具体的なテーマ」から「抽象的なテーマ」まだ幅広くありますね。
そのため、グループディスカッションの本質は『正解があらかじめ決まっていないテーマに対して、どのように議論を進めたか』ということです。
なので、少し難しいテーマが多いですが、最後まで諦めずに前向きに議論を進めましょう。
グループディスカッションで企業が就活生を見る3つのポイント
企業は、主に以下の3つのポイントを見ています。
- 議論を正しい方向へ導ける
- チームでコンセンサスを取れる
- 議論を前進させることに貢献できる
では、順に説明していきますね。
⓪:議論の結論で評価をつけていない
まず注意すべきことは、議論のアウトプットは「選考としての評価とは基本的に関係ない」です。
実際、グループディスカッション後に、チーム単位で発表し、場合によっては順位がついたり、選考官から良い点・改善点をフィードバックされることもありますが、関係はありませんよ。
そのため、下記が起こり得ます。
・チームとしての評価は良かったのに、選考結果は不合格
こちらの通り。
なので、大切なことは『就活生のパフォーマンス』が重要になってくるというわけですね。
①:議論を正しい方向へ導ける
「明らかにこれおかしい議論だよな…」と思いつつも、波風を立てたくないために異議を唱えないとか同調してしまうのもNGです。
なぜなら「おかしな意見に対して否定しない」というのは『そのおかしな意見に同意している』と判断される可能性が高いからですね。
そういった時は勇気をもって「違うと思います」と言いましょう。
結果的に、その人があなたの発言を受け入れてくれなかったとしても、選考官からは「〇〇さんが1人で独走しておかしな方向に議論が進んでしまったけど、△△さんはちゃんとわかっていたな」といったようにプラスに評価してもらえることが多いですからね。
②:チームでコンセンサスを取れる
グループディスカッションでは「チームで同意を取りながら進める必要」があるので、仮に結論が正しかったとしても1人だけ先走ってみんなを置いてきぼりにするのもNGです。
発言できていない人がいたら「〇〇さんはどう思いますか?」と話を振ってあげるといいですね。
③:議論を前進させることに貢献できる
何も話さないのは評価のしようがないからNGですが、相槌ばかりで自分なりの意見をなかなか言えないのもNGです。自分の意見をしっかりと発言しましょう。
補足:意見に責任を持とう
これは割とよく見かけることなのですが「意見を言いっぱなし」になってしまうのも大変もったいないです。
例えば「僕はこうだと思いますけどね(みなさんに合わせますが)」みたいな「言うだけ言った感」が出てしまう言い方は避けましょう。
似たような例として、タイムキーパーをして「あと10分です」しか発言しない、というのも意外と評価は低いですね。
「あと10分なので、そろそろ〇〇を議論すべきだと思います」というところまで言えて初めて「議論を前進させることに貢献できていること」になるので、ぜひ意識してください。
余談:グループディスカッションで大切なこと
グループディスカッションの対策記事を読むと「積極性が大事」とか「協調性が大事」といったことが多く書かれています。
とはいえ、それだけだと、例えば『積極性』というのは「とりあえず発言量が多ければ多いほどいいということなのか」「でもそれだと協調性がないと思われてしまうのではないか」といったことがよくわかりません。
それは『会議で活躍できる人』でして、おそらくどの会社でもそんなに変わらないはずです。
グループディスカッションで大切なこと
「グループディスカッションで企業は何を見ているのか?」を表現すると、次のようになります。
上記の通り。
この一文だけを覚えておいて、これに基づいた行動をすればOKです。
複雑そうに見えますが、グループディスカッションはわりとシンプルです。選考と考えるのではなく『会議で活躍できる人』を目指せば、自然と行動は変わってくるはず。
グループディスカッションを得意になるために、今からできること
以下の2つは、今からできることですね。
- 「自分の意見を持つ癖」をつける
- 「他人の意見を聞く癖」をつける
1つずつ順に解説をしていきます。
①:「自分の意見を持つ癖」をつける
普段、周りの意見を鵜呑みにすることが多く「あまり自分の意見ってないよなぁ」と思う人は、日頃から『自分の意見を持つ癖』をつける必要があります。
理由は日頃から意見を持てない人に「今日はグループディスカッションなので自分の意見をどんどん言いましょう」と言われても無理があるからですね。
自分の意見を持つコツ
- メリット・デメリットを考えてみる
- 他の案はないか?と考えてみる
こちらの通りですね。
例えば「サークルで新入生をたくさん集めるために、今度オンラインでイベントをやろう」ということになったとします。
「あ、それはいいね!」と思ったとしても、一旦立ち止まって「もしデメリットがあるとしたら何があるだろうか?」という風に考えてみることは非常に重要です。
仮に自分が賛成する意見であったとしても、または自分が発案した案であったとしても「デメリットを考える」「他の案を考える」という癖をつけておくと、グループディスカッションのみならず、社会人になって企画の仕事をする際にも役立ちますよ。
ここまでできれば一旦OKなのですが、もっと頑張りたい方は、以下の2つをどうぞ。
- そのデメリットを消す(弱める)ためにはどうすればよいかを考えてみる
- ここまで考えたことを、友人に話して議論してみる
上記までできれば『自分で意見を持ち、それを伝える力』がグッと成長するはずです。
②:「他人の意見を聞く癖」をつける
先ほどとは逆に「どちらかと言うと自分の意見が強すぎるなぁ」と自覚がある人は『他人の意見を聞く癖』をつけておきたいところです。
その言葉を出す前にぐっとこらえて「どういう思いや考えで、そんな意見を持つんだろうか?」ということを1分でOKなので考える癖をつけましょう。
コミュニケーション論やコーチングの世界ではよく「受け止める」と「受け入れる」は違うと言われます。
- 受け入れる:相手の考え方を自分に取り込み、自分の考えを変えること
- 受け止める:自分の考えを変えなくてもいいので、相手の考えをフラットに聞くこと
「受け入れる」ことは難しくても、まずはしっかり「受け止めよう」という意識で相手の話を聞くだけで、相手の意見を聞く力が徐々に身についてきます。
まとめ:グループディスカッションでは、3つのポイントが大切
今回は、グループディスカッションについて解説しました。
大切なポイント
- 議論を正しい方向へ導ける
- チームでコンセンサスを取れる
- 議論を前進させることに貢献できる
こちらの3つが大切ですね。
グループディスカッションは「対策と日ごろの準備」で結果が大きく変わる選考の1つです。
しっかり準備しつつ、万全の状態で本番に臨みましょう。