今回は、こんな就活生のお悩みを解決します。
この記事でわかること
・他己分析のやり方を5ステップで解説
・他己分析のやり方を実例とセットでご紹介
今回は、他己分析のやり方を5ステップで解説していきます。
なお、本記事を読む前にサクッと「他己分析をやる意味」をどうぞ。
上記の通り。
そこで本記事では、こちらのように「他己分析をやる意味」を深掘りしつつ、やり方についても解説していきますね。
ちょっと前提部分です
他己分析は、自己分析がある程度進んでいる状態で実践するのがベスト。なので、「まだ自己分析をやったことがない…」という就活生は【簡単】自己分析のやり方と書き方を徹底解説【過去・現在・未来】を先にどうぞ。こちらもわかりやすく解説済みです。
他己分析とは?【やり方を知る前に確認】
結論、他者からあなたの「性格」や「強み・弱み」を分析してもらうこと。
ちょっとイメージしにくいかもなので、深掘りをしていきます。
他己分析のやり方を学ぶ意味
結論、あなた自身のことを「あなただけ」で分析するのは、難しいからですね。
というのも、就活を進めていく中で、下記を耳にしたことがあるはず。
こちらの通りですね。とはいえ、、、自分のことって意外と自分ではわからないものじゃないですかね。
具体例:鏡を想像するとわかりやすい
例えばですが、あなた自身が自分の『外見』を見ようと思ったら、鏡を使いませんかね。
上記のように言われたら、ちょっと難しいですよね。というか、ほぼ無理です。
そして、もっとイメージしやすくするなら、『クセ』とかも挙げられるかもです。自分のクセは自分ではわからず、他人から言われてハッとした経験もあるはず。
それと同様に、あなた自身の「性格」や「強み・弱み」も『あなただけ』で分析するのは難しいということです。
他己分析のやり方を実践するメリット
自分でも気づいていなかった「自分の強み」に気づけることですね。
また、こちらは下記のような、さらなるメリットもありますよ。
- より説得力のあるガクチカや自己PRを作れる
- 自分では気づかなかった業界や企業を発見できる
かなりおいしいメリットですよね。
そのため、他己分析は「できればやっておいた方がいい」ではなく、「必ずやっておかないといけない」くらいに重要ということです。
他己分析のやり方を5ステップで解説
やり方は、下記の5ステップです。
- 他己分析をお願いする人を決める
- 「あなたの強み」を聞いてみる
- 強みの理由を具体的に聞く
- 「あなたが考える強み」を伝える
- 話しつつ、本当の強みを探す
では、順に説明していきますね。
①:他己分析をお願いする人を決める
ここが重要ですね。
具体的には、以下の人物にお願いするといいですよ。
- 親
- 兄弟
- 先輩
- 同期
- 後輩
上記の通り。
また、1人だけではなく、5人ほどに他己分析をしてもらうと、多面的に自分のことを見ることができるようになるので、グッと効果がありますよ。
②:「あなたの強み」を聞いてみる
お次は、他己分析をして欲しい人に、下記を聞いてみましょう。
ちょっと勇気がいるかもですが、「就活で自己分析をしているので協力して欲しい」ということを最初に伝えておけば、親しい友人でも真剣に答えてくれると思いますよ。
この時のポイントは、「私はこう思ってるんだけど~」みたいなことは言わないこと。というのも、余計なことを言うと、誘導尋問のようになってしまい、超モッタイナイからですね。
③:強みの理由を具体的に聞く
続いて、強みを単に聞くだけでなくて、そう思った「理由」を「エピソード」とセットで教えてもらいましょう。
イメージとしては、以下の通り。
- 依頼した人:バイト先の同期
- 強み:気配りができること
- エピソード:バイト先に新しい後輩が入社すると、必ず1番に声をかけて、働きやすい環境を作っていた
このように、「え、そんなことが強みなの?」と思うかもですが、大きなあなたの『強み』ですよ。ただ、こういった強みは、あなた自身がわりと「当たり前」に行動していることなので見えづらいです。
だからこそ、「自分のどんな行動が、他人からはどのように見えているのか」という点で『他己分析』が重要となってくるわけです。
④:「あなたが考える強み」を伝える
もし、「あなたが考えている強み」と「相手が考えている強み」がズレている場合、「自分ではこう思っていたんだけど、どう思う?」といった感じで、自分の意見を話しつつ、相手に感想を求めましょう。
※なお、全くズレていない場合、ここは飛ばしてOKです。次のステップである「⑤:話しつつ、本当の強みを探す」をどうぞ。
ここで注意するポイントとしては、「私は本当はこうなのに、あなたは私のことをわかってくれてないんだね(怒)」という感じで、否定的な気持ちを持たないことです。
なぜなら、「あなたから見えるあなた」と「他人から見えるあなた」とは違って当たり前ですし、どちらが正しくどちらが間違っているということではないからですね。
なので、「あなた自身が気づかなかった本当の自分探しを手伝ってもらっている」という、謙虚な気持ちを忘れないようにしてください。そうすれば、きっと親身になって他己分析を手伝ってくれるはずですので。
⑤:話しつつ、本当の強みを探す
いよいよ、他己分析の最後です。
謙虚な気持ち(オープンマインド)で話し合っていると、「自分でも気づかなかった自分の強み」に気づくことがあります。
もし、それが納得できるものであったなら大チャンスですよ。ぜひ、就活で使う「ガクチカ」や「自己PR」に使えないか検討しましょう。
>>参考:エントリーシートの書き方を5ステップで解説【コレを見ればOK】
そして、相手が就活の経験者やキャリアに詳しい人であったなら、「私に合っている会社ってどんな会社だと思う?」って聞いてみるのもいいですね。
逆に、「他人から見えるあなた」の姿にどうしても納得がいかなかった場合、無理にそれを自分の強みとして採用する必要はありませんからね。就活では、あなたが納得できる強みを使うべしです。
おまけ:他己分析は、ツールを使うと超ラクです
こちらの画像は、株式会社MoreVisionが提供しているツールの『ミラベル』というモノでして、いくつかの質問に答えるだけで、自己分析ができます。
そして、あなた専用のURLを発行して、それを「他己分析をして欲しい人」に送って質問に答えてもらうだけで、簡単に他己分析ができてしまいます。神ツールですよね。
無料でサクッと登録しつつ、他己分析ができちゃうので、専用の就活本とかを買う必要なしです。コスパ良く就活を進めたい方はどうぞ。
他己分析のやり方を実例とセットでご紹介
とはいえ、、、「他人との会話の中で新しい自分を発見する」というのは、ちょっとイメージがつきにくいかもですよね。
なので、他己分析のやり方を実例とセットでどうぞ。
登場人物
- Aくん:本人
- Bさん:他己分析をしてくれた人
では、サクサクとお話を進めていきます。
1章:自分と相手との認識の違い
まず、先ほどチラッとご紹介した『ミラベル』で他己分析をお願いしたところ、A君は自分ではあまり強みだと思っていない「貢献性」が高いことに気づきました。
Aくん:なぜ、貢献性が高い・誰かのために頑張れる人と思ってくれたの?
Bさん:だって、あまり怒らないし我慢強いじゃん。〇〇さんにあんな嫌なことを言われた時も許してたし、先輩から無茶な仕事を押し付けられた時も、同期で一番最後まで頑張ってたし。あれって貢献性とか、利他的だからできることだと思うよ。
Aくん:ちなみに、僕は自分のことを超利己的な人間だと思っているんだけど…。
Bさん:え、なんで?どういうこと?
2章:他己分析の本質である「本当の強み」の発見
Aくん:だって、僕があまり怒らないし我慢強いのは、そうやって人と人との関係を繋いでおけば、もしかしたら10年後にとてもいい関係になって、自分にとってもメリットがあるかもしれないじゃん。役に立つ情報を教えてくれるとか。だからケンカしない。これってとても利己的な考え方だよね?
Bさん:そういうことなの?でも、今仲良くしている全員が10年後に役に立つ情報を教えてくれるとは限らないよね?
Aくん:でも、100人に1人でも、めちゃくちゃ役に立つことをしてくれたら、それで十分元は取れてるんじゃない?
Bさん:普通、10年とかそんなに長期的に考えたり、100人に1人みたいに俯瞰して考えたりしないでしょ。
Aくん:言われてみればそうなのかな、、、それが普通なのかと思ってた。
3章:自分の「強み」を活用
Aくんは、今まで気づかなかった自分の強みである『長期的・俯瞰的に考える』を自分でも納得できたため、自己PRでの自分の「強み」に採用し、結果として志望企業から内定を得ることができました。
また、自分の強みをよく理解した結果、短期的な関係構築を要求される飛び込み営業ではなく、中長期的な信頼関係の構築が必要な「BtoBメーカーの法人営業職」を志望するようになりました。
このように、他己分析のやり方を実践することで、あなた自身が気づいていない『本当の強み』を発掘することができ、就活だけでなく、将来的に必ず役に立つはずですよ。なお、他己分析をサクサクやってもらうためには『ミラベル』などのツールが優秀です。
まとめ:他己分析のやり方を実践してみよう
今回は、他己分析のやり方を5ステップで解説しました。
他己分析のやり方
- 他己分析をお願いする人を決める
- 「あなたの強み」を聞いてみる
- 強みの理由を具体的に聞く
- 「あなたが考える強み」を伝える
- 話しつつ、本当の強みを探す
こちらの通りでして、他己分析のやり方を実践することで、「ガクチカや自己PRに活かせる」や「本当に自分にあった業界や企業がわかる」などのメリットがあります。
なので、就活中の方やこれから就活をする方は、ぜひ他己分析をやってみてくださいませ。